新店舗への移行に向けてスタッフ募集します

〆のカレー。月１で開催している（僕が主催ではありませんが）某所での焼肉会。毎月テーマを決めて友人知人が食いまくって店主を困らせるという・・・そして、〆はカレー。たまにカレーと冷麺。本当にみなさんよく食べます。そして元気です。

学生時代と違ってこの歳になって仲良くなった方との共通点は、あきらかに「食の好み」だと思うのです。仕事や趣味に接点がなくても食の好みが似ていれば友達の輪が広がり、世界が広がるというもの。さらに食事するスタイルも数年前とはガラッと変わってきたように感じています。友人のだれかが、店はお客さんが育て、お客さんはお客さんに育てられるということを言っていました。様々なジャンルの飲食店に足を運ぶと、マナーは当然ですが店ごとのルールのようなものを感じることがあります。私なんてマナーもなにもあったもんじゃないのですが、あまり恥ずかしいこともできない年齢になってきておりますので、同席の方を手本に学ばせていただいてるのです。

さて、9月の移転に向けてなにかとバタバタしていますが、精肉店は規模を拡大して今までやりたくてもできなかったことにチャレンジしたいと思っています。ワインの販売とレストランの併設もそのひとつですが、そうなると圧倒的に人手が足りずスタッフも募集しなければいけません。特に、ワインの販売とレストランのサービスはそろそろ本格的に募集をしなければと思っています。できれば求人媒体ではなく我こそはと申し込んでくれればありがたいのですが、私たちの仕事に少しでも興味がある方はぜひご応募ください。こちらをクリック→（応募）

精肉店につきましては、現在の店舗より少しだけ大きくなります。というのも売り場面積はそれほど変わらないのですがバックヤードをかなり広くとりました。徹底した衛生管理を行うための広さなのですが、一番大きな変更は「近江牛専門店さかえや」から「肉 サカエヤ」への移行です。近江牛の看板を下ろし、この数年でご縁ができた全国の農家さんの牛を扱いたいと考えています。もちろん近江牛もいままで通り販売します。

移転に伴い、精肉店のスタッフもそろそろ募集していかなければいけないのですが、本格的に男女問わず販売スタッフを募集しています。興味のある方はぜひお問い合わせください。主な仕事は対面販売の接客になります。

肉を捌いたり切ったりの加工スタッフに関しましては、月に2～３人程度の応募が常にありますがなかなか採用に至らないのが現状です。採用しても続かないことが多く、真剣に肉の仕事と向き合える方だけ募集しています。とりあえず働きたいとか、いくつか面接するうちの１つとか、ゆるい気持ちの応募はご遠慮いただきたいです。過去の経験からこういうパターンで長く続いた人はいませんのでお互いが不幸になります。

現在、サカエヤで働いている正社員の男子は2名（19歳と20歳）です。私が毎日のように言い続けていることがあります。それはアレンジするな、言われたことを言われたとおりにすること。たったこれだけです。でも、これがなかなかできないのです。少しばかり肉が切れるようになるとすぐにアレンジしたがります。発想することは悪いことではありませんし、それを行動に移すことも責めることではありません。しかしながら当店ではそれを良しとしていません。まず3年間は言われたことを言われた通りにすることであり、基礎を徹底的に体に覚えさせます。そして4年目からは好き勝手にやってもらいます。もちろんアレンジOKで、どんどん新しいことにチャレンジしてもらいます。基礎もできていないのにアレンジされると、それはもう肉屋の仕事ではなく、ましてやお金をいただけるレベルでもなく家庭料理の延長でしかないのです。まずは3年です。もしかしたら私の考え方は古いものかも知れませんし時代に逆行しているかも知れません。ただ、大きなビジネスを目指しているわけでもなければ、多店舗展開を目指しているわけでもありません。私自身が職人であり続けたいと思っていますので、男女問わず、やっぱり志が同じでなければ続かないと思うのです。どうすれば目の前の肉がもっとおいしくなってくれるのか。サカエヤはこれに尽きるのです。