*

うに+肉に思う、牛肉の生食について

公開日: : 2017/07/16 コラム

「雲丹+肉」が流行っているのか、検索するとたくさんヒットする。(面倒なので「う肉」で省略)私が最初にう肉を食べたのは3年前になります。知り合いの天ぷら屋さんに肉を持ちこんでの完全プライベートで大将がう肉を出してきたのです。あまりのおいしさに驚きました。

ここ最近、う肉を見かける機会が多くなってきました。先日も和食屋さんでの食事会にう肉が登場して、あぁ~ここもかと少々がっかり。いや、おいしいんですよ。おいしいんですけどなんか流行に乗っかってるような感じと、和食のコースに牛肉を出されるとちょっと引いてしまうところがあるのです。もちろん、私個人の好みなので大したことではないのですが、和食で牛肉を出さなくても専門にやっている焼肉屋さんとかステーキ屋さんに任せておけばいいのに・・なんてひねくれたことを思ってしまうのです。

ところでう肉ですが、画像検索すると生を出している店と火が入っている店とに分かれます。雲丹の生はOKですが牛肉の生はみなさんご存じのように禁じられています。ユッケにしろ、う肉にしろ、最近やたらめったら見かけるタルタルやカルパッチョも生は禁止されています。このあたりの規制が緩くなっていることはないはずですが、慣れてしまっているのか、それとも提供側が勝手な解釈をしているのか、ちょっと心配な場面に出くわすことが多々あります。

なぜこんなことをあえて書いているかというと、生食の講習を受けて、提供するために設備投資して、正々堂々と生食を出している店があるのに、そうじゃない店のモラル違反で事件でも起こればまたもやユッケ事件の二の舞になる恐れがあるからです。もし、今後何か起こってしまえば二度と牛肉を生で食べることはなくなるでしょうね。ユッケ事件から6年・・・まだ6年なのに遠い昔のようです。でも、当時バリバリに全線でがんばっていた肉屋や焼肉屋さんは決して忘れていないと思うのです。それほど忌まわしくて辛い事件でしたから。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

生涯現役、肉屋しか知らない父親の勇断

うちの父は80歳だが先月まで母と2人で駅前商店街の一角で肉屋をやっていた。数年前からマンショ

記事を読む

スライス肉こそじつは難しく経験だけではどうにもならないこともある

すき焼きやしゃぶしゃぶ用の肉はスライサーで切るんですが、機械が切るから誰が切っても同じかと言

記事を読む

インターネットで肉を売る

インターネットで肉を売りはじめて20年以上経ちますが、そもそも、なん

記事を読む

父親間もなく引退

90歳近い父親。この8月で引退する。引退したくてするのではなく駅前開発で店がなくなるので渋々引退

記事を読む

自分の歌い方で歌え

テレビも見ないし音楽も聞かないのですが、桑田佳祐ひとり紅白歌合戦は毎年楽しみにしているのです。だって

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年4月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930