3/14 イルジョットにてジビーフ有機認証を祝う食事会
公開日:
:
2018/03/16
ジビーフ(完全放牧野生牛)
ジビーフに関わって5年。最初はだれも見向きしてくれなかったのでひたすら自分で食べた。年に3頭くらいの出荷だったのでなんとかなったのだが、自然交配を甘く見ていた。ジビーフの里に行く度に子牛が増えているのが正直恐怖だった。8頭目までロースとモモ以外はほとんど自分で食べた。焼いたりシャルキュトリーにしたりレトルトカレーを作ったりパートさんにあげたり。何回目かにパートさんに「欲しいのですが冷蔵庫がいっぱいで」とやんわり断られたことがある。奈緒子さんから「売れてますか?大丈夫ですか」と聞かれたことがある。カッコ悪いのですべて売れていると嘘をついた。NHKの「NEXT未来のために:“野生牛”にかける 北海道 畜産農家の挑戦」で状況が変わった。問合わせが急激に増えたのだ。しかし、ほとんどが変な人ばかり。唯一の救いは認知度がほんの少しだけあがったことだ。有機JASに認定されてもされなくても何かが変わることはないが、ちょっとだけ勲章をもらったようで嬉しい。ジビーフの味が変わった、おいしくなったとみなさんに言われますが、変わったのはジビーフではなく、奈緒子さんであり僕であり、みなさんなのかも知れません。
関連記事
-
函館から6時間のドライブ、ジビーフを訪ねて様似へ
函館から車で6時間・・・もはや日本じゃない(笑) 数か月前、際コーポレーション
-
吉田牧場でジビーフミーツな1日に全国から巨匠たちが集まったのでした
「これとこれは獲れた場所が違いますね」と草喰なかひがしの店主、中東さんさんが2匹の鮎を指す。
-
有機畜産JAS認定牛 ジビーフ
日本国内で有機畜産JAS基準を満たし認定されている牧場は3牧場しかありません。そのひとつがジ
-
ジビーフ「岡さん」短編ストーリー
2月15日に屠畜したジビーフ「オカさん」33ヶ月齢 この牛の背景が短編ドラマのよう。 記
-
ジビーフを食べる会 in 遊山YUZAN
昨夜は、大阪南船場の遊山(YUZAN)さんにて『ジビーフを食べる会』が開催されました