*

技術を覚えるのは経験ではなくセンス

公開日: : 2018/08/08 店・料理人

同業者の指導を頼まれて行っては見たものの、枝肉から骨を外したり、肉をカットしたり、いわゆる肉屋の仕事は3年も4年もやっていればある程度はできるようになる。でも、陳列仕事(ショーケース内に肉を並べる)は、10年やっても20年やってもできない人はできない。なにが足りないのかではなくセンスがないだけ。だから見本を見せてもできない。絵と同じで真似てもできないものはできない。じゃーどうすればいいのですか?…どうもしなくていいんじゃない。としか言いようがない。向いてないんですか?…いや、向いているか向いていないかは僕にはわからないけどセンスはないと思う。

人に教えるのは難しい。ガツガツ食いついてくる人にはこっちも気合いが入るが、そうじゃない場合は教える気持ちの糸がすーっと切れる。

先日、久しぶりに魚を食べて感動した。この人(写真)のセンスには驚いた。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ホワイトヴィール一頭まるごと食べ尽くす会 in イルジョット

なにが驚いたってこれですよこれ! オークリーフ牧場のホワイトヴィール(乳飲み仔牛)のレバー

記事を読む

サカエヤでの研修について

料理人の方から研修したいという問い合わせが結構多くてありがたいことです。研修といっても料理で

記事を読む

丁寧に小さな命をつなぎながら地域に根を張る素晴らしきかな『Terroir 愛と胃袋』

「愛と胃袋」・・ 最初店名を聞いたとき、どんなレストランなのかさっぱり想像がつかなかっ

記事を読む

レバー、ハツ、タン・・・魅惑の内臓料理

職人が牛の腹にナイフを入れる。体内から湯気を出しながら流れ出る臓物。生命力の強さを物語るかの

記事を読む

肉をみて触ってどう処置するのか、肉屋の仕事は医者と似ている

シェフからの要望も様々でして、こちらはクラシタ(肩ロース)のネック部分のみ骨を残したパターン

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930