基礎をしっかり学んだあとは自分の踊り方で踊ればいい
公開日:
:
2019/03/28
コラム
すばらしい制度!!!
肉屋の技術に正解も不正解もない。何十年もやっていると自分のスタイルができあがる。毎日毎日、肉を見て触り続けて実体験が積み重なる。だから技術なんてものは基礎をしっかり学んで、その後はオリジナルのスタイルを確率すればいい。
1989年4月26日の夜のヒットスタジオ。生で歌ったSOMEBODY’S NIGHT、矢沢永吉のバックはプロのダンサーではなく、矢沢永吉が声をかけて集まった人たち。振り付けではないので踊りはバラバラだが妙にカッコいい。
肉屋もいろんな人がいるけどデタラメやってるやつも多い。職人とか呼ばれてチヤホヤされてても肉を切らせればどんな経験積んできたのかわかる。しっかり基礎を学んだあとは自分の踊り方で踊ればいい。
さすがに「さばき」をすべて覚えるには数年かかるが、部分肉を分割するぐらいなら2~3日研修すればできる。独学でなんとなくやってる料理人や料理家の先生は機会があれば学ぶべきだと思う。
関連記事
-
-
肉汁は肉によりけり焼き方によりけり正解もなく不正解もなく
肉の繊維の断面を先に焼いてから内部の水分を閉じ込めてから焼く云々・・・ この先の文章で
-
-
ユッケ、タルタル、生食について
ここ最近、何軒かのレストランで食事したときにメニューに堂々とタルタルがありまして、お店の方に
-
-
肉に対する価値について
入荷したばかりのジビーフ「コナン(26ヶ月令♂)」ですが、ほとんどの部位が完売
-
-
久しぶりに八田さんの枝肉を購入し、懐かしい写真もでてきたり、肉屋の仕事について少しだけ振りかえってみました
写真の断捨離をしていたら2010年2月に八田さんの牛舎を訪ねたときの写真を発見。先日のセリで
-
-
欧州牛は現地で食べるのと日本で食べるのとでは味が違う
フランスの話しに戻りますが、子供のころから和牛で育った私には、どうしても欧州の牛肉は物足りな