霜降り肉は人間の体作りにピッタリ
公開日:
:
2011/11/11
焼肉
Facebookで中学の先輩と35年ぶりの再会(?)を果たした。
なんでも牛肉は5年間食べていないらしくて
魚ばかりだそうだ。
たぶん、健康を気にしてのことだと思うのだが
果たして、牛肉は体によくないのだろうか?
牛肉より魚のほうが体に良いと言われる理由は「脂」だ。
魚の脂は、不飽和酸脂肪で肉の脂は飽和さん脂肪だ。
不飽和酸脂肪はコレステロールや中性脂肪を防ぐが
飽和酸脂肪は増やすので、体によくないと思われているのだ。
ところが、和牛の脂は、常温でも肉の表面が溶けだすぐらい
融点が低いのが特徴だ。
じつは、融点の低い脂は、不飽和酸脂肪なんです。
しかも、サシの多い和牛には不飽和酸脂肪が60%以上も
あると言われています。
さらに、和牛にはオレイン酸も豊富だ。
オレイン酸といえば、私の好きなオリーブオイルにも含まれていて
血液をサラサラにし、善玉コレステロール減らさず、悪玉コレステロールを
減らす働きがあるといわれている。
もひとつ言うなら、和牛には、人体で合成できず
常に食品から摂取しなくてはならない9種類の必須アミノ酸が
豊富に含まれているから、体作りには最適なのだ。
牛肉の世界では雄牛より雌牛のほうが
脂の融点が低いことから重宝されている。
しかし、いくら融点が低いといっても
サシが入った肉をたくさん食べられないのが現実だ。
霜降りがキツく感じられるのは、なにも年齢的なものではなく
極端な言い方をすれば、脂を食べてるわけだから当然なのだ。
近年、ブランド志向から等級による格付け信仰が目立つが
和牛の肥育法も、牛に無理やり脂をつけるやり方が多い。
本来なら、そんなことをしなくても
遺伝的に優れた血統を持つ和牛なら霜降り肉になるのだ。
なにわともあれ、食べ過ぎなければ健康にはなんら問題はない。
当店では、サシの多い肉は1人150gが適量だと考えています。
1人で食べることは少ないと考え、最少300gから販売しています。
塩、たれもおいしいのだが、サシの多い近江牛バラなんかは
面倒だが大根おろしにポンズor醤油で食べると最高にうまい。
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