赤身肉と霜降り肉の価格差
公開日:
:
2011/12/24
商品
左の写真は赤身肉で右が霜降り肉だ。
価格は霜降り肉が高く、赤身肉と比べると倍以上の違いがある。
枝肉で買い付けたときは、赤身肉(写真はウデ)も霜降り肉(写真はサーロイン)も
同じ価格だが、枝肉一頭をバラすとさまざま部位にわかれる。
つまり、ロースばかりとかカルビばかりがとれるわけじゃない。
たまに、近江牛のサーロインを月間1t仕入れたいという問い合わせがあるが
用意できないのは、こういった理由からなのだ。
もちろん、ホルスでもF1でも、なんでもアリなら用意できるのだが
希少な品種の場合は、偽装でもしない限り無理なのだ。
一頭の枝肉には、当然だがネックやチマキ、クズ肉が入る。
これらは、仕入れ価格よりダウンした価格で販売することになるのだが
その分、ヒレやロースを高く設定して全体のバランスをとるのだ。
基本的に、モモなどの赤身系よりロースの霜降り系が高く設定される。
牛肉は「目で食べる」という言葉があるが、まさしく見た目も価格のうち
というわけだ。
そこで、こんなときはどうしたらいいだろうか?
左の赤身肉より右の霜降り肉が価格は高いのだが
食べたら赤身肉のほうがうまかった。
10人で試食して、全員が赤身肉がおいしいとの意見だった。
この場合、価格を入れ替えたほうがいいのだろうか?
じつは、店舗ではよくあることなのだが、赤身肉が霜降り肉より高いと
お客さんは必ずといっていいほど、理由を聞いてくる。
霜降り肉は高くて、赤身肉は安いというイメージが強く
それはそれでいいのだが、もう少し赤身肉の価値観を高めていかなければならない。
関連記事
-
ホルスタインの骨付きリブロース
私は幼いころから和牛で育ったので他の肉にはまったく興味がありませんでした。ホルスタインも例外
-
NIIHO × CHEFシリーズ第一弾と第二弾、同時販売開始
月に2~3回のペースで肉Meetsを開催しているのですが、毎回30名までの募集につきほとんど
-
一頭まるごと使った近江牛カレー
たまに無性に食べたくなるのがカレーだ。 仕事を終えて帰宅する途中にFCのカレー屋さんが
-
一頭まるごと仕込みの近江牛カレー
2週間ほど外食続きだったので 先週から、質素な食生活を心掛けていたのだが そういうときに
-
あっさり京風ぜんざい【SALE】1袋265円→100円
よく言われるんです。 なんで肉屋が“ぜんざい”売ってるのって? 深い意味はないん
- 新記事
- 大人のハンバーグ
- 旧記事
- 【2011】年末年始の発送について