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「安売り」と「お値打ち」は違うのだ。

公開日: : 2012/10/08 雑記

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こんにゃく米で作った糖質オフのリゾット
これがおいしい!とにかく涙がでるほどおいしいのだ。

「涙がでるほど」というのは大袈裟でもなんでもない。
この料理を作ったシェフの人柄を知っているからこそ涙がでるほどおいしいのだ。

料理は人柄が表れる。まさしく口福に満たされるのだ。
有名レストランで食事をしてもおいしくないときがある。
たぶん、料理人の人格に問題があるのかも知れない。

リゾットの他にも糖質オフのパスタも出来上がった。
カルボナーラにしたのだが、これまたうまい!

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じつは、イタリアンで糖質制限でイタリアンコース料理を作ろうということで
内容がまとまり次第、南草津のサルティンボッカで食べることができる。

糖質オフはダイエットにも効果抜群なのでぜひ楽しみにしていただきたい。

メイン牛肉は、自家産の牧草たっぷりで育てた木下牧場のランプ肉を使用。
糖質含有量は1gもないのでこちらは手を加える必要はない。

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もちろん、コース料理なのでデザートもつくわけだが
糖質オフのデザートはとにかくおいしくないものが多い。
しかし、さすが木村シェフ、やってくれました!画期的な味です。

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さて、問題は価格です。

これから煮詰めるのだが、手がこんでいるいるので通常価格よりは
お高くなるようです。

まぁ、安く売る意味もないし、私なんて糖質オフのイタリアンが食べられるのなら
少々高くても週に2~3回は通ってしまいそうだ。

ところで、今月も第4土曜日(27日)に実店舗において近江牛祭りを開催するのだが
牛肉だけではなく農家さんの採れたて野菜の即売会も同時開催する。

ここでも価格が問題になるのだが、価値あるものばかりなので「安売り」はしたくない。
かといって法外な値段は付けられないので、結局は価値に見合った適正価格で落ち着くのだが
「安売り」といえば、私はショッピングモールを連想してしまう。

勉強のためにと購読しているメルマガが今日も流れてきた。
じっくりは読まないが、販促のための意味のない値下げが目立つ内容だった。

商品の「価値」が「価格」を上回っていれば消費者もお値打ち感で納得するのだろうが
以前、こんなことがあったのを思い出した。

今日のような感じで勉強のためにと購読していたメルマガから
蟹しゃぶのお買い得品を購入してみたのだ。

ちょうど今頃の時期で蟹が恋しくなる絶好のタイミングでそのメルマガは流れてきた。
モール名は覚えているのだがショップ名が思い出せないのが残念だ。

蟹といっても想像するような甲羅があって足がある蟹そのものではなく
冷凍のしゃぶしゃぶ用の蟹足だ。1.0kgで5,000円ぐらいだったと記憶している。

一応楽しみにはしていたのだが、私の予想を上回るマズさで、しかも消毒臭がキツくて
結局5本程度でギブアップしてしまった。

蟹のシーズンが終わるころ、さらに値下げのメルマガが届いた。
もちろん買うことはなかったのだが、恐らく売れなかったのではないかと推測する。

それは私が買った価格がこの商品の最適価格だったと思うからだ。

5,000円というプライスが蟹足のお得を感じる最適価格で、この価格を下回ると
単純に利益を減らすだけの意味のない値下げということになる。
もちろん、さらに値下げした蟹足が売れたかどうかは知る由もない。

当店で販売している近江牛は、スーパーで売られている牛肉よりは高い。
高すぎるということはないが、頻繁に購入していただけるような気軽な商品ではない。

しかも安売りもしないし値下げも考えていない。

でも、当店の近江牛には背景が見える。
それが「(安全×安心)×信頼=おいしさ」であり、価値である。

「安売り」と「お値打ち」は違うのだ。

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