近江長寿牛の予約販売がはじまりました
公開日:
:
2012/10/14
商品
市場では評価がつかない経産牛、つまり子供を産んだお母さん牛のことだ。
和牛は未経産の雌牛が良いと言われていて、それを看板に商売している肉屋は多い。
商売のやり方なので、私はそういった考え方に反論するつもりは毛頭ないが、
未経産の雌牛でもおいしいものもあればそうでないものもある。というのが私の持論だ。
去勢の肉でも同じこと。もっと言うならホルスタインだってそうなのだ。
先日某所で食べたホルスタインのホルモンなんて最高においしかった。
なにがおいしくてなにがおいしくないなんて、そんなものはすべて紙一重のように思う。
シチュエーションによっても違ってくるだろうし、体調にもよるしね。
流行っていない店の原因はわかるが、流行っている店の理由はじつはわからないのだ。
料理はおいしいが100点満点かといえばそうではない。価格が安いとか立地が良いとか
いくつもの条件が重なりあって好評価に繋がっているだけで、じつのところ店の主人に
なんで流行ってんの?て聞いても「わしが教えてほしいわ」と切り返されるのがオチだ。
さて、私は個人的に経産牛が大好きで、赤身の多い硬めの食感がじつにおいしくて
主に焼肉で楽しんでいる。
経産牛は、繫殖農家でしか手当てできないので一般に出回ることはない。
私はこれこそ幻の近江牛ではないかと、近江長寿牛として数年前にブランド化したのだ。
しかし、あまりにも出荷がないので商品化するまでに至らず、放置状態だったのだが
来月あたり木下牧場から出荷を予定している。
いよいよ近江長寿牛ネット販売なのだ!
とはいっても売切れたら当分在庫切れが続くのだが・・・。
気が早い私はすでにページを作ってしまった。
近江長寿牛(→クリック)
ただ、近江長寿牛のロース肉は以前よりドライエージングビーフとして
販売しているのですでにお試しいただいている方も多く熟成肉好きな方に喜んでいただいている。
さらに、現在、京都のきたやま南山において、熟成近江長寿牛&ワインフェアを開催中だ。
ぜひ、ご興味のある方は売り切れないうちにお出かけください。
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