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食は「こころ」の時代へ

公開日: : 2013/02/04 雑記

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私がパワーポイントで講演資料を作るときに、必ずタイトルの前にこの写真を入れるようにしている。講演が始まる前の待ち時間は、この写真が参加者の目に触れることになる。

もちろん意図的にやっているのでちゃんとした理由がある。

肝は「こころ」だ。

今日は、夕方から京都で商談があるので、そのための資料作りのため午前中は事務所にこもりっきりで作業に没頭。このブログを書き終えたらすぐに出かけなければいけない。

昼前のことだが、隣に座っているスタッフがお客さんと電話で話している。
内容はわからなかったが、私の名前がしきりに出ているのでもしかすると私の知り合いかな、とも思ったのだがどうやら違った。

商品発送後のフォローメールをご覧になってわざわざ電話をくださったらしく、私のブログを毎日のように読まれているとのこと。それで私の名前がよく出ていたのだ。

えらく盛り上がっていて、たいそう感謝されている様子がスタッフの言葉から察することができた。そこには、当店からのレターやブログを通じての共通共感があり、肉を売り買いするだけの関係ではなく「こころ」の関係が少なからず築かれているように感じた。

冒頭の写真だが、近江牛の生産者、木下さん、後藤さん、藤井さんだ。
いつもどおりの呼び方でいけば、左から、たかちゃん、みなちゃん、きよいちさん、ともこさん、そのみちゃん、ゆきちゃん、としえちゃん、のりちゃん、、、てな感じだ。

なんかホッとする温かさが伝わってきませんか?
この人たちの笑顔の向こうに元気な牛たちが見えませんか?

私の講演内容なんてたいしたことは話さないんですが、まずはこの写真をご覧いただいて各々、なんでもいいから感じていただきたいのです。いつだったか、50枚近いレジメを用意していたのだが、この写真だけで1時間30分の持ち時間中、50分もしゃべってしまったことがあった。

昨夜、友人3人で京都の祇園で食事をした。ある程度お腹も満たされたので、いつものアールアンドアールへ。365日休みなしで営業しているバーだ。

祇園のバーといえば値段も敷居も高いイメージがあるが、アールアンドアールは、私より一回り上のご夫婦が経営されているとっても居心地の良いバーなのだ。

食事をしたあとは「さて、どこに行く?」というパターンが多いのだが、アールアンドアールに行けば安心する。若いオネエチャンがいるわけでもないが、この店が長く愛されている理由は店内に「こころ」充満しているからだ。

胃袋を満たす時代から舌(質)の時代へ、そして頭で味わう時代が今であり、フェアトレードやエシカル、エコがそれにあたる。無添加食品もそうだろう。

そして、これからは「こころで感じる」時代になっていくのではないかと思う。

それがマジョリティになるか、ということになるがそうなってくれないと本当に良い商品なんて供給できない。

 

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