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【価値創造】シチロウの肉を食す会は4月25日きたやま南山にて開催

公開日: : 2013/03/31 メディア

シチロウのハラミはお世辞にも柔らかいとは言えないが、奥深い味と共に田野畑の景色がぼんやり想像できる心がしびれる味だった。

シチロウのハラミはお世辞にも柔らかいとは言えないが、奥深い味と共に田野畑の景色がぼんやり想像できる心がしびれる味だった。

放牧の種オス牛「シチロウ」を食す会
日時:2013年4月25日(木)
時間:19:00~21:00
会場:きたやま南山
会費:6,500円(ワンドリンク付き)
申込み方法:facebookページ(→こちら
きたやま南山へ直接電話:075-722-4131

インターネットで肉を売り始めて10年以上たつのだが、同業他社の動向はまったく気にならない。というようなことを話した途端に相手の声が聞こえなくなった。

電話の相手は雑誌のライターさんだ。新幹線の車中で電波がブチブチ切れながらの電話取材だった。お互いのスケジュールが調整できないこともあり電話取材となったのだが、それすらままならないってどうよ(笑)
この取材は受けたらダメという神のお告げか。

てことで、質問はブログで返答するという私にとっては非常にありがたい手段を提案頂いた。

同業他社の動向について質問されたが、あまり他サイトを見ることもないし、方向性もまったく違うので気にならない。何年か前に近江牛の安売り店が某ショッピングモールで派手にやってましたが、いまは退店されています。売り上げだけを追いかけるやり方は疲弊しますしね。

最近、「価値創造」という言葉をよく耳にします。先日行われた、宮崎チャリティーセミナーのテーマも価値創造でした。

サイトを訪問してくれた方に商品にまつわる物語を説き、私の考え方に共感してくれた方の心のスイッチを押し、さらに実店舗においては手書きポップや牧場レポート、当店の近江牛が食べられる飲食店の案内など、「価値創造活動」にも力を入れて取り組んでいます。

こうなると、価格が高いとか安いはあまり重要な問題ではなく、プライオリティはお客様の買いたい気持ちが価格を上回るということになる。

とはいっても肝心の商品がおいしくなければ支持されない。今朝もテレビで肉の特集をやっていたが、必ずといっていいほど「A5の黒毛和牛カルビ」です、「A5のロース」です。と頭にA5をつけたがる。最高のカルビです、ロースです。と言いたいのだろうが、なんかねぇとうい感じだ。A5の牛なんてそんなにたくさんいないのに・・・

さて、冒頭でも紹介した【放牧の種オス牛「シチロウ」を食す会】だが、まさしく高いとか安いといった価格訴求ではなく、商品そのものが希少であり、肉を食べながら岩手田野畑の大自然を想像しながらその想いに触れるという、これから注目されるであろう「心が豊かになる時代」にふさわしいイベントだと思うのです。

私が手掛けているドライエージングによる熟成肉もその1つです。廃棄扱いの経産牛をどうやったら受け入れられてもらえるか、どうすれば「おいしい」と評価されるかを突き詰め行きついたところが熟成肉だったわけです。

4月25日の【放牧の種オス牛「シチロウ」を食す会】では、シチロウのロースをよりおいしく召し上がっていただくために50日間のドライエージングを行っています。当日は、生産者の吉塚さんにシチロウの物語を聞きながら、そして私からはドライエージングの話しを、さらに鉄の伝道師「クック&ダイン」の山口さんからは鉄で肉を焼くレクチャーをしていただき、さらにさらに、エーテルヴァィンの江上さんがシチロウの肉に合うビオワインを選んでくれるという、価値大創造なイベントなのです。

シチロウの肉を食べて何を思うのか、何を感じるのか・・・

参加者の声がいまから楽しみです。

 

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