わくわく定期便にお好み機能を追加しました
シチロウ(→)を食す会は盛況のうちに終わることができました。
当日、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
シチロウの肉は、おいしかったと絶賛の声はなかったものの、ホルスでタマ付きの種雄牛が意外にもイケるということがわかって、改めて牛肉のすばらしさを知った次第です。
近江牛のセリは13時からはじまる。下見があるので12時すぎにはセリ場に入るので時間的に昼飯が食べられない。そのうち空腹も過ぎ去るのだが、たまにどうしようもなく腹が減って立ち寄るうどん屋がある。
チェーン店のうどん屋だが、急いでいる私にはちょうど良い。そのうどん屋が先日テレビで紹介されていた。年間出店数は約120店舗と、実に3日に1店という驚きの出店だ。売り上げはこの5年で3倍にまで成長、2012年度は売上高730億円だという。
特徴は、巨大チェーン店でありながら、非効率だらけで、全店舗に製麺機が置かれ、毎朝、粉から麺を作っている。ダシも店内で昆布やカツオブシなどを使ってイチからとる。サイドメニューの天ぷらやかき揚げも、生野菜を切るところから始まり、おにぎりも機械ではなく店員が手で握っている。
店内では、その様子を見ながら(わざと見せているのだろうが)客はうどんをオーダーし、トッピングの玉子や天ぷらなどを取りながら流れていく仕組みになっている。
かたや同じ沿線上に、夫婦でやっている讃岐うどんの店がある。どちらがうまいかといえば、夫婦でやっているうどん屋のほうが私的にはうまい。しかし、店の外観、入りやすさや価格からチェーン店のほうが流行っている。つまり「商品環境」が整っているのだ。うどんもそこそこおいしくてパフォーマンスも悪くない。となれば夫婦のうどん屋はどうやって生き残っていくのか。
とまぁ、たまたまうどんの話を取り上げたが、先日のシチロウを食す会でワインを提供してくれたエーテルヴァィンの江上さんと、肉もワインも(うどんも)食べられなくなっても死ぬことはないだろう。困るという人はたくさんいるだろうが。・・・という話をした。
江上さんは、飲食店にワインを卸しているのだが営業はしたことがないそうだ。それでもかなり忙しくしていてクチコミで取引先が増え続けている。
私も夜な夜な嗜むワインはすべて江上さんにお任せしている。それは、江上さんが私にすすめてくれるワインは、肉によく合うビオワインであり1本1本のストーリーを語ってくれるからだ。早い話が私の好みを知っているということで、さらに定期的に海外の産地も訪問して、自らの知識向上にも努めている。そして一番大事なことは1本1本テイスティングしているということだ。
つまり、自分でテイストしたワインを私の好みに合わせて選んでくれているのだ。だからハズレがないというかハズレないだろう。江上さんがおいしいと感じたワインを私に選んでくれていて、それを気にいって私がリピートし続けている。ということは、私は江上さんからワインを買っているのではなく、江上さんのテイストを買っているということになる。
当店にわくわく定期便という頒布会のお手軽版がある(→)
毎月、各コースによって商品内容が変わっていくのだが、おかげさまで会員が増え続けている。商品内容は事前にお知らせするのだが、時々、内容と異なった商品を入れる場合がある。
発送予定日に試食したけどイマイチだった。という場合がそれだ。
それと、赤身が好みの方には商品内容に霜降り系が入っていても勝手に差し替える場合がある。特に友人知人には好き勝手やらせていただいている。
たまに「おまけ」を同梱するのだが、それなんて私の晩御飯のメニューと同じですから(笑)
わくわく定期便の商品は、すべて私がメニューを考え、商品作りもよほどのことがない限り私がカットしている。基本は私が食べたい肉をメニューにしているのだが、すべての方に満足いただけることはむつかしいかも知れない。しかし、年間12回、わくわくしていただけるような肉をお届けしたい。そのためにはお客様の好みを把握することがまず大前提であり、これは店頭での接客となんら変わりはない。
ということで、本日より注文時に「赤身」「霜降り」の好みを選んでいただけるようになりました(→)
わくわく定期便というネーミング、じつは私がわくわくしたいから付けたのです。
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