一瞬で判断して購入を決めた橋場牧場の近江牛
公開日:
:
2013/05/09
牧場・生産者
今日は近江牛のセリでした。
落札したのは、木下牧場さんと橋場牧場さんの2頭です。
木下さんの枝肉は、いつもどおりというかブレなくベストな状態で枝重量も397.5kgと私の好みでした。そしてもう1頭は、久しぶりに橋場さんの枝肉を落札しました。
こちらの枝肉は、セリ前に準備室で目利きした段階でチェックをつけていて、枝重量416.5kgとこれまた私の好みの大きさです。
産まれたのは宮崎県延岡で平成23年9月19日に橋場牧場へ転入されています。私は基本的に問屋さんや業者任せの仕入れはやらないので、私が知っている生産者であり、さらに1度だけの体裁ではなく、何度も何度も牧場を訪ねて話しを聞き、取り組みを理解した生産者の牛でない限り購入することはありません。
今回落札した枝肉は、橋場さんの2代目(息子さん)が跡継ぎとして意志を固めた最初の牛です。彼にとっては気が気でならない、そんな心境だと思います。
もちろん、私はそんなことは関係なく、しっかり目利きした結果、すごく気にいって落札したのですから、あとはおいしくなるように熟成させてお客様にお届けするだけです。
いつものように熟成に期間を置かずに、来週あたりから販売を開始する予定です。
ノリが薄く(脂が少ない)良いお肉です。格付けはA4でBMS5とこれくらいが私好みです。これから暑くなりますが、すき焼きで召し上がっていただくと違いがお分かりいただけるかと思います。
3年前に橋場牧場を訪ねたときの動画ですがぜひご覧ください。
雰囲気だけでもお伝えできるかなと思います。
関連記事
-
肉屋としての僕の考え方
和牛の最高峰は言わずと知れた「A5」ですが、A5のなかでも5段階あって8〜12の数字で区別されます。
-
近江牛とパイン牛の食べ比べは比較できないおいしさに感動したのでした
対照的な2つの肉の塊。部位はどちらもサーロインですが、圧巻の光景ですね。お客様の驚く声が聞こ
-
吉田牧場さんのブラウンスイス2頭が入荷してきました
岡山県中央の吉備高原で放牧酪農とチーズづくりを行う吉田全作さんと原野さん親子。吉田さんが運営
-
格付けよりも生産者ブランドの時代へ
週に2回、近江牛枝肉のセリが開催されるのだが 先月から異常なほどの高値が続いている。