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愛農ナチュラルポークいまなら全品揃っています

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写真は愛農ナチュラルポークの脂ですが、ご覧のとおりオリーブオイルのような植物性油脂ほどサラサラではないにせよ、とろっとろの脂で室温で固まらないんです。

脂の融点が低く少々食べ過ぎても重くない理由がこういうことなのですが、他の豚肉と比較するとよくわかります。調理する前の脂を触ると指にしっとり馴染むのです。これは熟成肉にも見られることで、旨み成分でもあるオレイン酸を多く含んでいる証拠です。おそらく餌が原因していることは間違いないでしょうが、ストレスフリーな飼育環境も大きく影響しているのでしょうね。

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豚肉の味は品種、飼料、育て方、環境(豚舎)、そして流通の際の扱い方にも影響があります。

育て方を細分化すると、どのような環境で何を食べ、何日間かけて育てられているのか、という要素にわけることができます。狭い豚舎に詰め込んで飼育されているのと、頭数に余裕を持った飼育とではまったく違ってくるのです。

掃除が行き届いた豚舎とそうでない豚舎でも肉質に影響が出る。豚は臆病でキレイ好きな動物なのでストレスを受けるとストレスホルモンを分泌し、病気にかかりやすくなり肉質に悪い影響が出てしまうのだ。

飼料の内容も成長段階に合わせて設計するのだが、大多数はトウモロコシ、大豆などの配合飼料で育つ。脂の融点が低いのも餌によるところが大きいのだ。

脂が重くない、あっさりしているということは脂肪の融点(溶ける温度)が低いということだが、一般的には、不飽和脂肪酸のオレイン酸の含有量が多いほど脂の融点が低いといわれている。ただ、融点が低すぎると逆に重くなることもある。牛肉を例にとるとわかりやすいのだが、そこそこのサシが入った肉であればおいしく食べられるのだが、サシが入りすぎると重くなる。

前にも一度書いているのだが、昨年ある畜産研究者の話しを聞いたとき、牛肉のおいしさの要因としてオレイン酸が関係しているが、マズさの要因としてリノール酸が関係している。といっていた。

リノール酸は不飽和脂肪酸の一種なので、リノール酸が多いと融点は下がるはずだ。
それがマズさの原因だとすれば、ある程度の融点の低い牛肉はうまいが、融点が低すぎると逆にうまく感じないということになる。

実際に、サシが多く入った見た目はすごい肉なのに、食べてみると意外と味がしないということがある。まさにこういうことなのかも知れない。私がよくいう格付けは見た目の評価「ものさし」であっておいしさはあまり関係しないということだ。

さて、ようやく愛農ナチュラルポークが入荷し久しぶりに全品揃いました。
本日より10日前後がおいしく食べられますので、ぜひお買い求めください(→クリック

 

 

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