CREA(クレア)8月号にてご紹介いただいています
公開日:
:
2013/07/19
本 愛農ナチュラルポーク, 熟成肉
現在発売中のCREA(クレア)8月号にて、“おうちパーティ”の達人が伝授「おもてなしに欠かせないものたち」大発表!というコーナーで近江牛熟成肉と愛農ナチュラルポークをご紹介いただいています。
ご紹介いただいたのは、超グルメな“おうちパーティ”の達人たち10人のうちの1人、北村貴さんです。
雑誌への掲載は、有料無料含めて、商品を送ってハイ終わりというものも多く(写真のみ提供して掲載される場合もあったりして)、おそらくですが、ネットで調べてコンタクトをとり商品掲載をお願いするパターンが多いかと思われます。前々からその商品のファンで・・・なんてことは少ないんじゃないかな。
だから、あまり信用できないというか買ってガッカリなんてケースも多かったりするんですよね。雑誌でわざわざ食の専門家が大袈裟にオススメするほどのもの?って感じでね。
今回のCREAに記事を書いていただいた北村貴さんは当店の商品を何度もリピートしてくださっているユーザーさんでもあります。だからこそ信用できます、ぜひ買ってください!・・・なーんてことはもちろん言いません。
“おうちパーティ”の達人の紹介文をご覧になってお取り寄せした方も多いと思います。しかし、すべての方の味覚に合う商品なんてほとんどないんです。だから平均点を標準とするんです。おいしさの基準は人それぞれで、私がよく言う「商品環境」なのです。
シャネルの香水がコンビニで買えるようになったら、それはもうシャネルじゃなくなります。シャネルのお店でキレイなお姉さんから接客を受けてこそのシャネルなのです。だからネットショップは同梱物を工夫したりするのです。つまり商品環境を整えるということです。
レストランでも同じです。せっかくおいしい料理なのに接客が無愛想だったりお皿が汚れていたりしたらおいしさが半減してしまいます。おいしさとはこういうことも含んだ環境が大きく左右すると思うのです。
昨日、第1回オール滋賀近江牛枝肉共進会という大会がありました。県内の生産者が丹精込めてこの日のために仕上げてきた枝肉の品評会です。チャンピオン牛は10,000円/kgを超えたそうです。私の知る限りでは近江牛の歴史で初だと思います。生産者も素晴らしいしそれを買い切った購買者もスゴイですねー。
ただ、私はこういった品評会にはまったく興味がなく、代理の方に参加してもらって木下さんの枝肉を1頭落札してもらっただけです。興味がないというと誤解を招くかも知れませんが、私も含めた当店のお客様はサシを望まない方が多く、赤身で味のある肉を好まれる方が多いのです。
品評会は生産者がこの日のためにと丹精込めてサシがたくさん入るように肥育した牛が勢ぞろいします。格付け等級もA5がズラズラーっと並ぶわけです。ただ、格付けは評価する「ものさし」であり味はあまり関係ないのです。いくら長年のキャリアがあるとはいえ食べてみないとなんともわからないのが事実です。
だから私は品評会の出席率が悪いのですが、とはいっても昨日の木下さんの枝肉はA4-BMS7なので結構サシが入っています。来週あたりに試食してみますが部位によってはくどいかも知れません。熟成させて食べやすくするのが私の仕事ですから腕の見せ所ですね。
時々、飲食店の方からA5のヒレやロースを問合わせいただくのですが、当店では扱いがないため他店をご紹介したりします。当店には当店の得意分野があり、他店には当店にはない得意分野があったりします。そうやって棲み分けをして、あとは好みによって消費者が選択すればいいのじゃないかなと思います。
当店の商品で、私がいま一番自信をもってオススメさせていただくのは近江牛熟成肉と愛農ナチュラルポークです。CREAに掲載していただいる商品もこの2点です。もちろん私がお願いしたわけではありません。さすが北村貴さん、当店の商品たちをよくご存知です。
しかし、せっかくご紹介いただいたのに、よりによってCREA発売当日から熟成肉が売り切れ状態でかなりのお問い合わせをいただきご迷惑をおかけしておりました。商品環境がよくないですね。
ということで、本日ようやく近江牛熟成肉が仕上がりました。他の熟成肉はもう少し時間がかかりますのでいましばらくお待ちいただけると幸いです。
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