肉Meets in 山下ワイン食堂は前菜から度肝を抜かれた
1社の食品偽装が明るみになると次から次へと各社の偽装が露呈するという雪だるま式は10年前から変わらない。流行りもののように次から次へと・・・なんなんでしょうね。
偽装問題が頻繁にニュースに流れ出すとなぜか忙しくなるんです。安全なものを求めて当店に辿り着いてくれたのだと良いほうに解釈していますが、ここ最近は県内の飲食店から取引依頼が増えてきました。ブログをご覧になってという方も多くありがたいことです。
ただ、ナマイキで申し訳ございませんが県内でなおかつ湖南地域での新規取引はすべてお断りさせていただいております。特に熟成肉の問い合わせが多いのですが、私の考えは一地域に取引先は1店で良いと思っています。商売気がないと思われそうですがそうじゃなくて、私が手掛けている牛肉は生産者と料理人との三人三脚であり地域一店舗に一生懸命でありたいのです。
さて、一昨日は第11回目となる肉Meetsでした。場所は福岡の山下ワイン食道さん(→)です。博多で唯一私がてがけるドライエージング熟成肉が食べられるお店です。
じつは山下ワイン食道さんへお邪魔するのは今回がはじめて。それでいきなりの肉Meets。しかも募集から速攻で満席。大丈夫かな、料理は、ワインは・・・もし、もしですよ、参加者に満足いただけなかったら・・・なーんて少しも思っていませんでした。
山下さんはル・キャトーズィエムのシゲさんや祥瑞のノブさんとも知り合いで、シゲさんところで開催した肉Meetsには山下ワイン食道さん全員で参加くださったのです。そのときに確信したんです。ちゃんとした料理を作れる人っておいしさオーラがでてるんですね。
結果を先に言いますと、予想以上というか度肝抜かれるおいしい料理のオンパレードでした。
この日の会費は15,000円でしたが、30,000円以上の価値があると参加者が口々にするほど内容の濃い、そして幸せになれる料理でした。一皿ごとに山下さんが選んだ自然派ワインも最高の状態のものばかりでした。店内の空気感はドアを開けた瞬間からおいしさに満ち溢れ、スタッフの気配りから心地よい距離感を保つサービスまで完璧でした。帰り間際に撮った1枚の写真から当日の満足感がうかがえます。
前菜からアクセル全開のメニューはすごかった。メインが圧倒的過ぎて途中の料理はなんだったっけ?と思いだせないことがよくあるのですが、この日は次々とおいしさが加速するすばらしい組み立てでした。
近江牛さかえや × 山下ワイン食道
11th 肉Meets ドライエージングビーフと愛農ナチュラルポーク
愛農ナチュラルポークとアサリの煮込み
愛農ナチュラルポークのローストポークと熟成肉のローストビーフ
これがメインじゃないんです。どこまでギアを上げるのか・・・
近江牛熟成肉のステーキ
山下さん、スタッフのみなさま、そしてご参加いただいた皆々様
ありがとうございました。
次回の肉Meetsは、11月6日(水)大阪心斎橋のそむりえ亭で開催します。
まだ若干名お席のご用意ができるそうです。ご興味のある方はご連絡ください。
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