滋賀で自慢できるホテルが遂に誕生しました
公開日:
:
2013/11/01
雑記
福岡県宗像市にある清酒 亀の屋(伊豆本店)の伊豆社長83歳
私52歳、経営者のハシクレどころか赤ちゃんですね。勇気でますよ。
宗像まで行った甲斐がありました。
さて、本日はセトレ マリーナ びわ湖のグランドオープンに木下牧場さんとともに出席させていただきました。4年8ヶ月かけて完成した建物は土も木もすべて滋賀県産。そして食材も滋賀県産。産地偽装で揺れるホテルやレストランですが、会場には食材の生産者が全員集合です。
そりゃそうです。吉村シェフが自らの足で探し求めて交渉した食材と生産者ばかりですから。滋賀で生活している私でも知らない食材ばかりです。吉村シェフの想いがビンビン伝わります。
亀の屋(伊豆本店)の伊豆社長の名刺にはこんなことが書かれていました。酒米「亀の尾」は病害虫に弱く、又、稲丈が1メートル30センチと高いため倒れやすく、戦前に姿を消しました。しかし、「亀の尾に優る酒米なし」という酒醸家たちの言い伝えを何とか実現したく、長い歳月をかけてここ福岡は宗像の地に蘇ったのです。・・・と
安全なもの、安心なものを手に入れるには待っていてはダメなのです。業者任せで産地を知らない料理人が多すぎます。何度も言いますが、母体が大きければ安全なんてあり得ないのです。小さくてもオーナーやシェフが産地に足を運んで汗を流した食材こそが安全なのです。どこで買うかよりだれから買うか。これからの時代のワードです。
牛が食べるエサもそうです。業者任せではなく自分たちで種を撒いて実った稲わらを刈り取る作業を汗水たらしながらやるわけです。時には料理人にも手伝ってもらいながらやるわけです。配合飼料も国産に限定するには自分たちの足で探さなければなりません。長い歳月をかけてようやく形となったのが近江プレミアム牛です。
昔食べた近江牛や!とご高齢の方から感想をいただきました。亀の屋(伊豆本店)の伊豆社長のようにブレずにやり続ければ必ず振り向いてくれる人たちがいます。吉村シェフもその1人です。これから益々楽しくなる私たちの取り組みは同時に消費者の安全を保障する取り組みでもあります。
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