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希少なお肉と素敵な人の輪で繋ぐ肉の祭典は感動的だった

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2月1日~28日まできたやま南山さんで開催中の肉菜健美フェアですが、メインイベンの「肉と野菜とワインの魅力を味わう会」が23日無事終了しました。

食材のすばらしさはもちろんのこと、志の高い参加者と男気溢れる料理人、クレメンティアの田淵シェフ、内田シェフの料理に参会者は一様に拍手喝采でした。

私は外食では贅沢に、内食では質素にと心がけているのですが、たまの外食は同行者を選びます。だってね、好きじゃない人と食事することほど辛いものはないですからね。だからお誘いする相手は同じ舌を持った人に限ります。味覚がどうのこうのはなく、同じものをおいしいと感じる舌であるかどうか、、、グルメな方でも咆哮や感じ方は異なりますからどうしても選んじゃいますよね。

この日の参加者は、おそらく同じ舌を持った方ばかり集まられたんじゃないかな。近江プレミアム牛に完全放牧野生牛、そして愛農ナチュラルポークに蝦夷シカ肉など変わり種ばかり。ここに魅力を感じ、硬い赤身肉をガシガシ噛みしめながらうまいうまいと目を細めている光景があちらこちらでうかがうことができました。すべてのお肉に関わらせていただいているので、わたしとしてはこれだけでも大満足、大感激なのです。

まずは食事前のウォーミングアップとして、私の拙すぎる話と築地御厨の内田先生の素敵なお話しからスタートです。

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内田先生、すごいですね、、、野菜が乗り移ったかのような方です。おしゃべりが60分を超えたあたりから私には紫の茄子に見えてきましたもの。

さて、田淵シェフ渾身の料理は前菜からクレメンティアの味を色濃くしたものからスタートです。

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完全放牧野生牛のローストビーフは、肉の力強さを感じながらいきなりガツンとくるものでした。私の頭のなかはこんな感じの絵が・・・

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完全放牧野生牛のヴィテッロトンナートですが、イタリアピエモンテ州の伝統料理ですね。仔牛のヴィテッロトンナートは食べたことがあるのですが、完全放牧野生牛のヴィテッロトンナート、お見事です!

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一皿ごとにビオワインをマリアージュしてくださったのは、ご存じエーテルヴァインの佐々木さんです。参加者の質問にも丁寧に詳しく答える佐々木さんの姿はカッコいいですね。

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エジ鹿のブレザオラ風は、完全放牧野生牛の生産者でもある西川奈緒子さんのお父さんが仕留めたもの。そしてこのお父さんがすごいすごい!現役のハンターで先日お家にお邪魔したときも鹿の角をたくさん見せていただきました。いくらでも持って帰っていいよ、、、って言われましたが飛行機なので(笑)

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話しもおもしろくて1日中聴いていたいぐらいです。やはり半端ない壮絶な経験が言葉に滲み出てますね。そんなことを思うと私なんてまだまだもっともっとがんばらないといけませんね。

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田淵シェフの代名詞ともいえる近江プレミアム牛のわら包み焼きです。わらは木下牧場で刈り取ったものです。私は食べ慣れた味なのですが、何度食べてもおいしくて唸ってしまいます。

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世界の健康長寿食研究の第一人者、家森先生の話しもすばらしくて赤身肉のおいしさにも感動していただきました。

そうこうしているうちに、愛農ナチュラルポークのローストが運ばれてきました。
表面はしっかり火入れしてあり、仕上げをロースターでという田淵シェフの心遣いはさすがです。

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ケトジェニックダイエットの斎藤先生にもご参加いただき本当に素敵な輪が広がりました。

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唯一、噛み切れなかった完全放牧野生牛のスープ。みなさんのお皿をみると肉は残っておらず、たまたま私の肉が反抗的だったのか、、、それとも私の歯が弱いのか。スープはとってもおいしかったのですが半端ない噛みごたえに苦労しました。これもまた野生牛ならではと思えば楽しさ倍増です。

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最後はトドメとばかりに南山流の焼肉で締めくくりです。

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田淵シェフ、楠本さん、孫さん、南山スタッフのみなさん、そしてご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

最後に、愛農ナチュラルポークを育てている西川奈緒子さんの長男くん。自分たちが育てている愛農ナチュラルポークを食べて驚いたようです。あまりにもおいしくて。

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