近江牛カレーニューバージョンは間もなく販売です
公開日:
:
2014/04/08
近江牛カレー
近江牛専門店が極めたカレーの再販を望む声が非常に多いのですが、すいません、レトルト商品はやめることにしました。いや、すごくおいしいカレーだったのです。レトルト市場の8割だか9割がカレーなわけです。そのなかでも、「近江牛専門店が極めたカレー」は断トツにおいしいと思います。島根県邑南町のOh!セレクションで最優秀商品として優秀賞を受賞したこともあり、内外からもかなり素敵な評価をいただいていたのです。
「近江牛専門店が極めたカレー」は、生産者限定で牛1頭すべての部位を使った特別なカレーのため、肉の手当てができないときはしばらく品切れになることもしばしばあったのです。それはそれで問題はなかったのですが、今回は完全販売中止にして、まったく新しいコンセプトで造るカレーを販売することにしたのです。
売り切れになってからの数か月間、常連さんからカレーはないのかと再三再四要望があり、さすがに作ったほうがいいのかな、、、お客さんが求めているのだから作るべき、、、という葛藤があったりしたのですが、結論から先に言いますと、「近江牛専門店が極めたカレー」は今後作ることはなく、新しいカレーはナチュラルでゆる~く行きたいと考えています。
「近江牛専門店が極めたカレー」は、しつこいようですが本当に自信作でかなりおいしいのです。ただ、レトルトの製法上、どうしてもアミノ酸や乳化剤などを入れなければいけなく、私の中ではそれがひっかかっていたのです。そんなことを言いだしたら世の中に溢れているものの大半がそうなのですが、カレーをどれだけたくさん売ったところでたかが知れてるのです(乱暴な言い方ですいません)、、、ならば私にしかできない、私にしか作れないカレーを売ろう。たくさんの人に買ってもらえなくてもいいや、私の考え方に共感してくれる方が買ってくれればいいや。もしだれも買ってくれなくても自己消費すればいいか、、、ということで踏み切ったのです。
牛丼、牛めしの素は早々に販売をやめました。「近江牛専門店が極めたカレー」に関しては、根強いファンがたくさんいるので踏ん切りがつかなかったのです。なにか違法なことをしているわけではないのですが、思い出深い商品をやめるのは踏ん切りがつかないものですね。
昨夜、私の友人で料理の先生と食事をしていたときのことです。先生は日本各地で講演をしたりセミナーを開いたり、自らも料理教室を首謀されています。そして、頼まれごとで商品開発もしているらしく、その時の相手が、いったい何を作りたいのかまったく趣旨が見えないことがよくあるそうなのです。
つまりこういうことです。
「売りたいのか本当に体にいいものを作りたいのか」
先生のこの言葉に私はドキッとしました。そりゃ作ったからには売りたいですよ。でも、それより先に体にいいものを作りたいという想いのほうが強いのです。スーパーに並ぶレトルト食品の裏面を見ると吐きそうになります。ビジネスとしてはまったく成り立たないのですが、おそらくですよ、私が取り組んでいる内容を理解してくれ、なおかつ応援してくれている方々は、裏面がシンプルなほうが喜んでいただけると思うのです。
ということで、リニューアル、、というよりまったく違うものですが、近江牛カレーは間もなく販売です。少しだけ内容を公表しますと、今回近江牛カレーを担当してくれたのは、イルジョットの高橋シェフです。スパイスから作り上げた完全手造りです。レトルトでは製造ラインにひっかかってできなかった、大きな肉の塊をゴロッといれることができました。どうぞ大きく期待してくださって結構です(笑)
関連記事
-
NIIHO × CHEFシリーズ 高橋シェフのカレーが再販
NIIHO × CHEFシリーズで欠品中だったイルジョット高橋シェフのカレーが入荷しました(
-
近江牛専門店が極めたカレー 50%OFF
上記は11月5日に業界紙の食肉通信に掲載された記事ですが、これまで数多くのメディアに取り
-
NIIHO × シェフシリーズ第一弾はイルジョット高橋シェフのカレー
イルジョットの高橋シェフと商品開発をすすめているのですが、あ、商品開発というほどのものではな
-
近江牛専門店が極めたカレー、すごい肉が使われていた事実
「近江牛専門店が極めたカレー」の賞味期限が迫っているということで、昨日50%OFFで販売した
-
社長!あと1個お肉入れてくれ~
先日、帽子を購入するために専門店へ行ったのだが すごく似合う(自分比)ハンチング帽があった
- 新記事
- 取引や取材依頼は大歓迎ですが
- 旧記事
- 認定近江牛について私の考え方