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ビステッカ・アルティジャーノがついにオープン金沢から世界へ向けて

公開日: : 2015/03/03 グルメ

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倫敦屋の戸田マスターが1年半かけて作りあげた「ビステッカ・アルティジャーノ」が2月12日オープンしたのだが、私は気になって気になって仕方がなかった。というのもきっかけが私の肉を一口食べて感動したところからはじまったからだ。嘘のようなホントの話だがあの日の一切れで店を作ってしまったのだ。戸田マスター69歳、変態すぎる。地元の新聞やテレビ、さらには現在発売中の家庭画報に仲代達也さんと一緒に掲載されているからぜひ手にとっていただきたい。

さて、オープンからしばらくは遠慮していたのだが昨日我慢できずに行ってきた。いやぁー、ほんとうにドキドキですよ。私は責任重大です。しかも、サーロインやリブではなくいまのところ一番焼くのが難しいモモだけで勝負しているのですからなおさらです。ランプはまだ難易度が低いのですが、マル(シンタマ)やウチヒラ、さらにソトヒラなんてちょっと火入れを間違ったらとんでもなく硬くパサパサになってしまうのです。

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肝心のお味の方はお世辞抜きにかなりレベルの高い焼き上げでおいしかったです。この日はランプだったのですが、ウチヒラやシンタマ、さらにはソトヒラならどうなのかと… まぁ、今月はもう一度伺うので違う部位も試したいと思っています。

ところで、取引先からの注文はほとんど私の携帯電話にお願いしています。というのも私が牧場にいたりセリに出向いたりとどうしても移動が多いので携帯電話が確実なのです。問い合わせや新規でのご注文に関しては事務所に電話がかかってくるのですが、みなさんいい人ばかりでありがたいです。取引ウンヌンは別として紳士的なシェフの方がほんとうに多いです。

なかには失礼極まりない方もいますが、昔に比べれば少なくなりました。今日も問い合わせがあったのですが、久しぶりに攻撃的なしゃべり方をする人でした。こういう方が作る料理はどう考えたっておいしいとは思えません。そしてどんなに高く買ってくれても取引はしたくないですね。

おいしい料理を作る人に共通しているのが、言葉使いが丁寧で腰が低くそして、おそらくですがイケメンのように思うのですがいかがでしょうか。

 

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