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ボラン農場のアルモリカンたち

公開日: : 2015/05/25 フランスの旅

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長いフランスの旅もとうとう終わりに近づくつつあります。4番目の牧場はナントを北上してMasayo さんのボラン農場です。私がいちばんみなさんをお連れしたかった牧場です。そしてイブマリにも見て欲しかった牧場でもあります。

日本人女性がフランスの田舎で絶滅の危機にあったアルモリカン種を存続させるべく奮闘している姿をぜひ見て欲しかったのです。

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人間が食べられるものしか与えない。Msayoさんはまるで我が子のように牛たちを育てています。彼女は「教育」という言葉をよく使いますが、いずれは肉になる牛たちですが、教育することで良い肉質になり、なによりも人間の手を煩わせない飼育ができると言います。

牛を育てるということは愛玩動物のような可愛がりではなく、もちろん生き物ですから愛情は必要です。しかしながら、肉用牛として味の追求は忘れてはならないことです。動物が食べたものがそのまま肉質に表れます。ボラン農場の牛たちがときおり笑っているように見えるのはおそらく私だけではなかったはず。

 

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