*

おもて牧場のブラウンスイス×ホルスタイン×和牛

公開日: : 2015/07/14 未分類

11181266_748637591912650_4355662513210270470_n

北海道十勝清水で十勝若牛を生産する「おもて牧場」を訪ねたのは6月初旬でした。案内してくれたのは二代目牧場主の表祐一郎さん。祐一郎さんは立命館大学草津キャンパス出身でうちの近所に住んでいたとのこと。会うのは2度目ですが親近感を覚えたのは共通の話題がいくつかあったからかもしれません。

2000頭(だったかな)のホルスタインの中に真っ黒な牛が1頭いました。聞くとブラウンスイス×ホルスタイン×和牛という変わり種。仔牛の頃に市場で病気でもないのに値がつかず処理場に連れて行かれるところを買ったとのことでした。哺乳ビンでミルクをあげながら育てたそうで、とっても人懐っこくてどれだけ愛情を注いで育てられたのかがよくわかります。しかも友人の獣医師、松本大策先生が飼料設計したとのこと。う~ん、これは私も関わらなきゃいけないのかという雰囲気を感じまして(笑)

ロースを2本預からせていただくことになりました。ただ、1つだけ心配なことがありまして、それは約30ヶ月という長期飼育です。私的には25ヶ月あたりで出荷すべきだったと思うのですが、出荷のタイミングが過ぎた牛は、余計な脂がついておいしくなってくれない場合が多いのです。

枝肉になった写真をみせてもらったのですが、予想通り筋間脂肪が入っていました。脂も緩く私が苦手とする肉質です。さて、どうしたものか・・・

IMG_5886

届いたロースが重量もけっこうありこんな感じです。思っていたよりも扱いやすそうな肉なので1本はドライエージングに、もう1本は吊るしで仕上げたいと思います。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

僕と料理人の関係性について

たまに関係の薄い人から知り合いの料理人へ肉を送ってほしいと頼まれることがあります。こういうのが一番困

記事を読む

若者の働き方

8月25日(金)夜8時から、Snow Man×愛農高校です。バラエティ色強めですが、お時間あ

記事を読む

no image

3日間の密着取材

滋賀から岡山、そして京都と3日間の密着が終わり、あとは東京での撮影を残してひとまず終了。きっ

記事を読む

ドリップについて

情報発信についていろいろ思うことがある。例えば飲食店。なにもしなくても流行っている店がある。

記事を読む

肉は技術ではなく心で切る

技術は教えられても肝心なのは心だと思うのです。イズムとか流儀と表現する方もいますが、僕が伝え

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930