DUMASの肉会はすばらしかった!そして、ジビーフと愛農ナチュラルポークの入荷情報
公開日:
:
2015/08/22
イベント, ジビーフ(完全放牧野生牛), 愛農ナチュラルポーク
愛農ナチュラルポークのウデ肉を使ったパテ・ド・カンパーニュ
中之島ダイビルのDUMASで開催された肉会は、デザート入れて9品という豪華版でした。私がこの日のために用意させていただいた牛肉は、骨付きランイチの30日枯らしです。赤身の強いランプと少しサシが入ったイチボを船岡シェフがどのように料理してくれるのか、かなり楽しみです。
1ヵ月前に打ち合わせをしたときに、通常営業ではヒレしか使わないとのことだったので、あえて少し歯ごたえのあるランイチを選ばせていただきました。
一皿づつに合わせるお酒はこんな感じ。日本酒ありハイボールありで、これはこれでかなりテンションがあがりました。シェフが滋賀県出身ということもあり、日本酒は浪の音。
写真をほとんど撮らなかったのですが、1皿づつにストーリーがあり、ランプとイチボの使い方も特徴をいかしながら繊細な料理の数々にこの日の参加者は大満足でした。
さて、牛肉の相場が異常とも思える価格上昇を続けています。そろそろ落ち着くだろうと言われ続けて3~4年たっています。落ち着くどころか格付け関係なく上がり続け、小売りも卸売も価格の見直しを余儀なくされています。これまで最高級とされてきたA5等級と赤身が多いA2等級の価格差が縮まりつつあります。
赤身を求める消費者が増えたのが主たる原因ではなく、和牛の子牛不足により全体的に値上がりしている感じです。和牛は子牛から飼育して結果がでるまで3年近くかかります。生産者が一番恐れているのは、高い子牛を買って3年後に相場が下落した場合です。こればかりはなんとも言えませんが、恐らく4~5年はいまの相場が続くように感じていますし、10年くらいは続くかも知れないとの見方もあります。そうなれば、むかしのように牛肉はハレの日のご馳走としてお盆や正月にしかお目にかかれなくなるかもしれません。
【入荷情報】
5月23日(土)ジビーフが入荷しました。赤身が強く水分多めです。少し冷蔵庫で休ませながら水分がある程度抜けた時点で販売したいと思います。
8月25日(火)愛農ナチュラルポーク1頭入荷があります。こちらは予約で完売しております。9月1日から毎週火曜日に1~2頭の入荷あり。これから年末に向けて出荷できる頭数も多めに確保できそうなので一般販売もしていきたいと思っています。
関連記事
-
-
ジビーフ「ヤナセ君」間もなく入荷
11月6日に出荷したジビーフ「ヤナセ君」ですが、地元の問屋さんでしばらく吊るしてもら
-
-
ゴエミヨでテロワール賞
こういうのはレストランやシェフだけが評価されるものだと思っていましたが、今回、愛農高校養豚部
-
-
ジビーフ種牛タッキー初めての子、堂々の入荷!いやはや参りました
ジビーフの初代種牛は亡くなり、いまは二代目種牛のタッキーががんばってくれているのだが、そのタ
-
-
まぐろと牛肉イルジョットにて
6月5日、まぐろの仲買人、フジタ水産の藤田さんと新橋のしみずさんで鮨を食べた。写真がモノクロ
-
-
肉Meets OF 2014 1st IN Restaurant 愛と胃袋
今年初の肉Meetsは「完全放牧野生牛」の内臓料理を味わおうと全国から三軒茶屋のRestau