肉じゃがつくりました
切り落としを食べればその店の肉がだいたい分かる。なんて言われていますが実際はどうなんでしょう?そもそも切り落としとは、高価な部位から安価な部位までの端材を混ぜて切り落としたものです。ですから100g198円とか298円とか安価で販売できて、なおかつお客様に喜ばれていたのです。しかしながら、これは10年も20年も前の話しです。現在は和牛の高値に伴い、切り落としといえども気軽に買える値段ではなくなりつつあります。すき焼き用にスライスした端材やバラなんかを合わせ切りするので、柔らかいところもあれば硬いところもあったりで、それが切り落としの良さでもあります。高価な切り落としはなんとなく魅力がないですね。
わくわく定期便は、毎月のメニューに必ず切り落としを入れるのですが、ここ最近は混ぜ合わせた部位ではなくブリスケを多用しています。理由は私が好きな部位だからというだけなのですが、やっぱりおいしい。昨日は久しぶりに肉じゃがを作ってみましたが、赤身と適度な脂身が混ざっていて白ご飯を2杯も食べてしまいました。糖質制限しているわけではないのですが、外食が多いため自宅ではできるだけ糖質は摂らないようにしています。なのに・・・(笑)
外食で思いだしたのですが、先日伺った鮨屋さんでのことです。知人がやっている鮨屋さんなのですが、とにかく予約がとれない。カウンター13席(だったかな?)の小さな店なのですが、みなさん食べ終われば予約をとって帰る方ばかりで、そりゃ新規で予約をとるのは至難の業だなと思いました。
その日も満席で、私の隣には男性1名と女性2名のグループが座っていました。男性は肉好きなのか熟成肉の知識を語る語る・・・とにかく2人の女性に延々と熟成肉の話しです。お鮨を口に放り込み、次のお鮨がくるまで熟成肉の話し。もちろん私が肉屋だとは知る由もなく、唯一知っている大将が小さな声で「すいません」と私に目を細める始末。大将が謝る必要性はどこにもないのですが・・・
こういう光景はなにも珍しいことではく、外食すればよくあることです。突っ込みたくなることもありますが、そこは聞いていないふりをするに限ります。あきらかに間違った情報をひけらかしている人もいますが、でしゃばるのもどうかと思いますしね。赤身が好きだ、いや霜降りだの口論で殴り合いにでもなれば話は別ですが(笑)
畜産関係者だって各々持論みたいなものはありますし、いつだったか食品関係者数名で飲んでいて遺伝子組み換えかオーガニックか、みたいな話が激論となり私はそういうなのが苦手なのでトイレに行ったふりしてそのまま帰ったこともありました。
どちらにしても、牛肉にまつわる話は内容がどうであれ私の耳がピクピクするのです。
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