ジビーフ『ハチロウ』も見た目と違って期待を裏切るおいしさでした
公開日:
:
2016/02/04
ジビーフ(完全放牧野生牛)
人間総合科学大学教授の熊谷修先生によると、私たちの一生を「成長」、「成熟・安定」、「老化」と分けると50歳は「老化」のステージにあり、データからも50歳はあきらかに老化の加速領域に入りつつあるとのことです。しかも、女性は50歳ですでに老化の加速域なんだそうです。
確かに50歳を超えたあたりから、白髪が増えてきたり、顔にシミやシワが目立ってきたり疲れやすくなってきた感じがあります。昨日まではなかった場所にホクロがあったり、シミがあったりと皮膚の変化が目立つようになってきました。
私は20代の頃から食べる量は変わらないのですが、一般的には40歳~70歳の間に25%減るんだそうです。だからこそ意識的に食事で栄養補給をして、体内のタンパク質を減らさないようにすることが大事で、要は食が細くなる50歳から肉を意識的に食べて老化遅延を促そうというわけです。
とは言うものの、脂こってりの肉はたくさん食べれません。サシが入った肉は量こそ食べれないものの、少量なら(ステーキなら2切れ程度)おいしいんですが・・・。ただ、レストランで前菜から食べすすめていってのメインでサシが強い肉はさすがに厳しいです。ステーキ専門店で最初から食べるのとでは腹具合が違ってきます。
そういう意味でも、赤身肉がベストかと思うのですが、最近、肉を食べる順序というものをすごく意識するようになりまして、職業柄、もしかすると特殊なのかも知れませんが、私の場合は3~4種類の肉を食べることが多く、例えば、サーロイン、ランプ、イチボ、ハラミといった具合です。このときの食べる順序によっては最後までたどり着けないことがあるのです。
私の選び方は、食感が軽いものを最後にもっていくのですが、先日こんなことがありました。駒沢のイルジョットでのことです。(ちなみに、いまならイルジョットでジビーフが食べられますのでぜひお出かけください。最高においしいですよ!)
先にジビーフのリブロースを食べたのですが、その後のモモが脂っこく感じるのです。ロースも同じです。いつもなら絶対そんなことは感じないのに・・・です。いかにジビーフが軽いかということなのですが、順序としてはロース、モモ、ジビーフが最後までおいしく食べられます。もちろんモモが脂っこく感じたからといって嫌なギトギト、ベトベトではなく、ジビーフが和牛(モモ)の奥に潜んでいる脂を引き出してくれた感じです。
このとき思ったのですが、ジビーフはいろんな肉を食べた後にデザート感覚で食べる肉なんだなぁと。メインは張らなくてもいいけど、ほっておいても主張してくる肉なので、最後の最後に食べていただければ、もっというならお腹いっぱいでもおいしく召し上がっていただける肉だと思うのです。
フレッシュだとこんな感じです。この状態を見て価値観を見出してくれる人っているのかな?おそらく絶対数は少ないと思いますが、食べていただければ何かを感じていただけるのではないかと、そんなふうに思っています。今回入荷の「ハチロウ」ですが、ほとんど行き先(レストラン)が決まっているのですが、少しだけネットで販売する予定をしております。
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