*

おいしさの根幹は場づくり

IMG_8518

数年前に友人たちと愛農高校を訪問したときの1枚です。先生や生徒たちと給食をいただき童心に返った大人たち。ちなみに愛農高校は校内自給率70%

7290_403842996397967_1822326682_n

しかし、愛農ナチュラルポークの皆様って(笑)

ここ数年、ことあるごとに頭をよぎる言葉があります。まず最初にこの言葉が浮かんだのは愛農高校で生徒や先生たちと給食を食べていたときでした。どの生徒と対話しても感じることは「目標をしっかりもっていて将来のビジョンも明確で、しかも受け答えは大人顔負けでなんとしっかりした子たちなのだろうか」と感心するのです。そして次に大人たちが思うことはおそらくこうです。「僕たち(私たち)が高校生のころはなにも考えてなかったよなぁー」って・・・。

愛農ナチュラルポークのおいしさの秘密ってじつはなにもないのです。正確には「わからない」のです。だってね、エサにしたって特別なものを与えているわけじゃないし、品種にしたって3元豚で珍しくもなんともないし、しかもプロではなく高校生が飼育しているわけだし、でも、めちゃくちゃおいしいって意味がわからないのです。

愛農高校の生徒たちは1人だけが突出した考えの子がいるのではなく、ほとんど全員が農を愛する子たちなのです。つまり、50数名(だったかな)の生徒たちのエネルギーと関わるすべての方たち、(資源も含めて)が循環しているのです。空気をつかむような話ですが、そう考えるとおいしさの理由がわかるような気がするのです。要は、農を愛するという「場づくり」を実践しているのです。

IMG_1362

IMG_1365

昨日は、和歌山の某レストランへランチに行ってきたのですが、じつは初めての和歌山だったのです。ランチのためだけに和歌山へ行くとは食べることに興味がない方からすれば考えられないかもしれませんが、行かなきゃわからないことってたくさんあって、そしてこのレストランで感じたのも「場づくり」だったのです。シェフの料理に対する姿勢、サービスの方々の接客から厨房スタッフの顔つきまで、じつに気持ちの良いものでした。和歌山にしてはおいしいではなく、わざわざ和歌山まで出向く価値ある料理でありレストランだと… たぶん訪れた方はみなさんそう思われるんじゃないかな。写真はメインのブッフウェリントンです。まさしく美しくおいしい料理でした。

せっかくなので愛農高校の話しをしますと、あ、私があれこれ書くより動画を見ていただいた方が分かりやすいので、お時間のあるときにぜひご覧ください。サカエヤで奮闘中の了平が映っているので2年前の映像ですね(

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

宮川順子先生のホルスのヒレを使った海苔牛カツ

Tボーンステーキを作るときに、どうしてもヒレ先(テート)が余ってしまう。これが近江牛なら店頭

記事を読む

㐂邑さんがお鮨を握って高橋シェフが肉を焼いて58歳が涙したすばらしいバースデーでした

数日前のことです。駒沢のイルジョットで友人を騙そうということで・・・。 3ヶ月前に友人知人

記事を読む

十勝若牛とDroit森永シェフ

生産されている、ホルスタイン種です。生後約14ヶ月で出荷しているので、成牛に比べて乳臭さはな

記事を読む

ファイアーフォール4000×愛農ナチュラルポーク火鍋会

先週になりますが五反田のファイアーフォール4000にて愛農ナチュラルポークの火鍋会が開催され

記事を読む

2回目となる京丹後魚政とのコラボ会

赤身が強くて肉に包丁を入れると血が混ざった水分が溢れ出る。肉はふにゃふにゃで締まりがない。お

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年4月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930